【記述・大城】
久々の日記だ。生臭さについて話そう。
この前、稽古後に落合が
「ねえねえ、これ食べる?」
と出して来たのは、宇宙食のエビグラタンだった。このHPを読んで下さってる方は気がつくだろうが、上野の美術館で私が宇宙食のキムチを買って人生最大とも言える失敗をしてから、私達ジョカは宇宙食なぞ見向きもしない。あの、口内の水分すべてを吸い取るパサパサ感と、キムチに入ってるらしい魚介類の生臭さで吐きそうになった事は忘れがたい。…500円もしたのに。
「…落合、何で宇宙食持ってんのよ」
「上野行った時買ったのが残ってたの」
「大丈夫かぁ~!?」
「キムチ、死ぬほどマズかったもんなぁ」
と言いながらも、出された食べ物には手を伸ばすのが、笠の良い所だ。
笠がエビグラタン宇宙食をかじる。それを見て落合もかじる。全員口に入れた事を確認してから私も食べる。
…オエーーーッ!!
本当に、どうしたらいいんだろうね。宇宙食って。クソまずい!!
これ、宇宙で食べたら美味しく感じるんだろうか。よく聞く話では、宇宙では味覚が鈍くなるので地球上よりは味付けを濃くするって。確かに、キムチもエビグラタンも味は濃い。…だけど、この生臭さはどうなの。宇宙では生臭さを欲するとか、聞いた事ないけど。
「宇宙食でもバナナケーキとか、あったじゃないか。あれ買えば良かったじゃないか!」
「別にエビグラタン買ったっていいじゃないか!」
「どうせなら、おいしいの買って欲しいじゃないか!」
「バナナケーキ買ったってバナナが生臭いに決まってるじゃないか!」
とにかく宇宙食は生臭すぎて、地球上にいる私達が食べれる代物ではない。
この、大失敗エビグラタンのお詫びでもなかろうが、落合がふるさと小包で「鮭のチャンチャン焼き」を注文したらしい。3人でパーティーが行われるらしい。この鮭まで生臭くない事を祈る。
